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この記事は CData Software Japan 合同会社様に寄稿していただきました。
CData ODBC DriverとはCData ODBC Driverは、CData社が提供している250種類以上の接続先に対応したODBCドライバです。 クラウド上のデータへのアクセスの必要性は昨今急速に高まっています。各クラウドサービスのデータにWeb APIを経由してアクセスすることは技術的には可能ですが、ユーザがそれぞれのサービスのWeb API仕様を把握して最終的にデータアクセスできるまでたどり着くには多くのコスト(学習、実装、…)がかかります。CData社が提供するODBCドライバには、通常のRDBMS用のドライバだけでなくkintoneやSalesforce、Google BigQueryなど、クラウド上の様々なアプリケーション・Web APIへの接続に対応したドライバが数多く存在します。CData社のODBCドライバを使うと、それらの接続先に対してSQLによるデータの参照・追加・更新を行うことが可能となります。 CData社のODBC Driverがクラウド上の様々なアプリケーション・Web APIをODBCインターフェースとして仮想化することで、ユーザはそれぞれの接続先のAPI仕様を意識することなく、活きたデータを活用することができるようになります。 また、A5:SQL Mk-2は日本中で最も広くエンジニア・IT Proに愛されているODBCのクエリクライアントであり、CData ODBC Driverと組み合わせると簡単にクラウド上の様々なアプリケーション・Web APIにアクセスできるようになります。今回は、A5:SQL Mk-2とCData ODBC Driverを使い、クラウド上のデータに簡単にアクセスする具体的な手順をご説明したいと思います。 A5:SQL Mk-2からCData ODBC Driverを使ってクラウド上のデータにアクセスしてみるCData ODBC Driverはすべてのドライバのフル機能を30日間無償で試用することが可能です。また、試用期間中でもテクニカルサポートによるサポートを受けることができます。 ここでは試用版のCData ODBC Driverを使い、接続先としてkintoneとGoogle BigQueryを例として、A5:SQL Mk-2でそれぞれに接続してみます。 A5:SQL Mk-2からCData ODBC Driverを使ってkintoneに接続CData kintone ODBC DriverのインストールCData Kintone ODBC Driverのページから評価版のインストーラをダウンロードし、実行します。特に特別な設定等はなく、自動的に評価ライセンスがアクティベートされてインストールされます。 CData kintone ODBC Driverの設定インストーラの最後に「ODBCデータソースを構成する」のチェックが入っていますので、そのまま「完了」をクリックするとドライバのDSN構成ダイアログが表示されます。 ここでチェックを外した場合は、スタートメニューから「ODBCデータソース」を起動し、「CData Kintone Source」をダブルクリックすると同様のダイアログが表示されます。 ここで、以下の設定項目を入力します。
インターネットへの接続にプロキシを利用するネットワーク環境の場合は、必要に応じて以下の項目も入力してください。
設定が終わったら、「接続テスト」ボタンを押すと接続テストが行われ、成功すると以下のように「接続テストに成功しました」というダイアログが表示されます。これでODBCの接続設定は完了ですので、「OK」をクリックしてDSN構成ダイアログを閉じます。 A5:SQL Mk-2の設定およびODBC経由での接続A5:SQL Mk-2からODBC接続を行う設定は非常に簡単です。「データベースの追加と削除」ダイアログの下方にある「64bit ODBCユーザーデータソースを列挙する」にチェックを入れるだけとなります(実際の表記はOSやA5:SQL Mk-2のビット数などにより異なる場合があります)。 すると、先ほど設定したkintoneのユーザーデータソースがデータベースツリーに表示されています。 ODBC配下にある「CData Kintone Source」をダブルクリックすると、ログインダイアログが表示されます。 ユーザーID・パスワードにそれぞれkintoneアカウントのユーザー名・パスワードを入力し、「接続ボタン」をクリックします。 するとkintoneに接続され、「Kintone」→「テーブル」と選択するとkintoneアプリの一覧がテーブルとして表示されます。 テーブル名をダブルクリックすると、以下のようにテーブル内容が表示されます。 A5:SQL Mk-2でSQLを発行してみるODBC経由での接続ですので、もちろんSQLを直接発行することも可能です。「ファイル」メニュー→「新規」で「SQL」を作成し、例えば SQLでデータを取得できることがわかります。もちろん、WHERE句などで条件を指定することも可能です。 また、INSERT文でデータを追加したりUPDATE文でデータを更新することも可能です。例えば`UPDATE [案件管理(営業支援パック)] SET 提案プラン='Bプラン' WHERE RecordId = 20;'のようなUPDATE文を実行してみます。 これでkintone側のデータも更新されます。 このように、A5:SQL Mk-2とCData kintone ODBC Driverを組み合わせて使うことで、kintone上のデータを簡単に閲覧したりSQLで操作したりすることが可能です。是非皆様もお試しいただければと思います。 A5:SQL Mk-2からCData ODBC Driverを使ってGoogle BigQueryに接続CData Google BigQuery ODBC DriverのインストールCData Google BigQuery ODBC Driverのページから評価版のインストーラをダウンロードし、実行します。特に特別な設定等はなく、自動的に評価ライセンスがアクティベートされてインストールされます。 CData Google BigQuery ODBC Driverの設定インストーラの最後に「ODBCデータソースを構成する」のチェックが入っていますので、そのまま「完了」をクリックするとドライバのDSN構成ダイアログが表示されます。 ここでチェックを外した場合は、スタートメニューから「ODBCデータソース」を起動し、「CData GooglBigQuery Source」をダブルクリックすると同様のダイアログが表示されます。 ここで、以下の設定項目を入力します。
インターネットへの接続にプロキシを利用するネットワーク環境の場合は、必要に応じて以下の項目も入力してください。
設定が終わったら、「接続テスト」ボタンを押すと自動的にブラウザが開き、OAuthの認証・認可画面になります。接続に使用するアカウントで認証・認可操作を行います。 「許可」をクリックして認可操作を行うと、ブラウザが以下の画面に遷移します。 同時に以下のように「接続テストに成功しました」というダイアログが表示されます。これでODBCの接続設定は完了ですので、「OK」をクリックしてDSN構成ダイアログを閉じます。 A5:SQL Mk-2の設定およびODBC経由での接続「データベースの追加と削除」ダイアログの下方にある「64bit ODBCユーザーデータソースを列挙する」にチェックを入れてください(実際の表記はOSやA5:SQL Mk-2のビット数などにより異なる場合があります)。 すると、先ほど設定したGoogle BigQueryのユーザーデータソースがデータベースツリーに表示されています。 ODBC配下にある「CData GoogleBigQuery Source」をダブルクリックすると、ログインダイアログが表示されます。 Google BigQuery接続用の認証・認可は先ほどDSN構成の際に済んでおり、その認可情報を使用して接続しますので、ユーザID・パスワードは空欄で「OK」をクリックすると接続が完了します。 データセットを選択して「テーブル」を展開し、テーブル名をダブルクリックすると以下のようにテーブル内容が表示されます。 A5:SQL Mk-2でSQLを発行してみるもちろんGoogle BigQuery接続でもSQLでデータを参照・更新することが可能です。 SELECTの例: INSERTの例: BigQuery側で結果が反映されています: A5:SQL Mk-2でkintone、Google BigQuery、Salesforce、Snowflake、ServiceNow、MongoDBなど250種類以上のSaaSにアクセス今回はkintoneとGoogle BigQueryを例に、A5:SQL Mk-2からCData ODBC Driverを使ってクラウド上のデータに簡単にアクセスし、データを操作できることをご紹介しました。通常はそれぞれのAPIの仕様を把握してアクセスする必要がありますが、CData ODBC Driverを使用することによってAPIへのアクセスがODBCインターフェースとして仮想化されるため、ユーザはSQLでデータにアクセスできるようになります。 A5:SQL Mk-2からクラウド上のデータへのアクセスについては以下のCData社のナレッジベースもありますので、参考にしてください。
クラウド上の様々なアプリケーション・Web APIがODBC経由で接続できるようになると、SQLで直接アクセスできることのメリットに加え、Power BIやTableau等の分析ツールなど、ODBCインターフェースを利用可能な様々なアプリケーションと容易に連携できるようになり、データ利活用の幅が一気に広がります。 冒頭でもご紹介したとおり、CData ODBC Driverは現時点で250種類以上の接続先に対応していますが、今後も更に接続先を拡大していきます。 是非、A5:SQL Mk-2とCData ODBC Driverを使い、クラウド上のデータの活用に活かしてみてください! |
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