2021/05/04
から 松原正和
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Arm Mac (M1 Mac)で、Wineを使ってA5:SQL Mk-2の動作に(とりあえず)成功したので、ここに手順を記します。 まだ安定しない場合もあるかと思うので、その場合は掲示板 等で報告していただけるとありがたいです。 なお、Rosetta 2について記述していませんが、必要に応じてインストールするかOSが聞いてくるはずです。
前提(条件)
OS バージョン : Mac OS 11.3 Wineバージョン : Wine 5.0 A5:SQL Mk-2 Version 2.16.0 beta 35以降(Version 2.16.0の正式版が公開されたらそちらを使用)
A5:SQL Mk-2のダウンロードと展開
Vector からダウンロードする。 64bit版をダウンロードすること。
Homebrew のインストール
公式サイト
シェルから以下のコマンドを実行
/bin /bash -c " $ ( curl -fsSL https : //raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
インストール処理の最後に表示されるメッセージに従って以下を実行する。 (異なるコマンドが提示されたらそちらを実行する)
echo ' eval $ ( /opt /homebrew /bin /brew shellenv ) ' > > ~ /. zprofile
eval $ ( /opt /homebrew /bin /brew shellenv )
Wine のインストール
公式サイト
シェルから以下のコマンドを実行
brew tap gcenx /wine
brew install --cask --no -quarantine wine -crossover
winetricks のインストール(日本語フォントのセットアップ)
winetricks のインストールと日本語代替フォントのセットアップを行う。
winetricks 本体のインストール
cd ~ /Downloads
curl -OL https : //raw.githubusercontent.com/Winetricks/winetricks/master/src/winetricks
brew install winetricks
MS ゴシック等の代替フォントをインストールする。
winetricks fakejapanese_ipamona
必須ではないが、必要に応じてメイリオフォントの代替フォントをインストールする。
winetricks fakejapanese_vlgothic
RetinaMode
近年の Macでは、4Kまたはそれ以上のFullHD を超える解像度のディスプレイが多い。 Wineではこのまま実行すると、各ドットが縦横2倍にスケーリングされた表示になってしまう。 高解像度のディスプレイの場合は、それを活かすためにWineの設定を変える必要がある。 以下のコマンドでレジストリエディタを起動する。(レジストリエディタ自体、スケーリング表示されているはず)
HKEY_CURRENT_USER\Software\Wine\Mac Driver
を開き(「Mac Driver」
はないので作成)、文字列型で RetinaMode
を Y
に設定する。
次に winecfg を起動する。
スケーリング表示がデフォルトの 96dpi になっているので、ディスプレイのサイズや解像度に応じて好みの値に修正する。(24〜27インチの4Kディスプレイなら168〜192dpiくらい?)
A5:SQL Mk-2の実行
A5:SQL Mk-2のzipファイルを展開したフォルダで以下を実行
Automatorを使って実行する場合
Automatorでは、書類の種類を「アプリケーション」として以下のように「シェルスクリプトを実行」で起動するようにする。
Automator用のアイコン画像ファイル 上記アイコン画像を開いて、画像をコピーしておく。 ファインダーからアプリケーションフォルダで、A5:SQL Mk-2のAutomatorのアイコンを選択し、右クリックメニューから「情報を見る」を選択する。 左上のロボットのアイコンをクリックし、選択状態になったら、⌘Command+Vでペーストすると画像を変更することができる。