A5:SQL Mk-2

開発のこと、日々のこと

A5:SQL Mk-2 Version 2.19.0

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A5:SQL Mk-2 Version 2.19.0 がリリースされました。

主な新機能・変更点をまとめてみたいと思います。

以前開いていたタブをわかりやすくする機能

タブを開きすぎると「さっき使っていたタブどれだっけ?」となることがあります。これを改善するためタブをマウスオーバーすると最近使ったタブ(7個まで)の上に数字がポップアップして分かりやすく表示されるようにしました。

HTML形式のテーブル定義書のレイアウト変更

HTML形式のテーブルレイアウトはこれまで Excel のテーブル定義書のレイアウトをできるだけ再現したものになっていましたが、HTML形式のテーブル定義書は独自レイアウトのものに変更しました。

ER図のリバース生成時にリレーションシップを類推

これまでER図のリバース生成時には外部キーが定義されていないとリレーションシップの線が引かれませんでしたが、テーブル名・カラム名から類推してリレーションシップを再現する機能を追加しました。

例えば m_product テーブル(親)の id 列に対し、別のテーブル(子)に product_id があると、リレーションシップであると推定します。他のテーブルにid列があってもリレーションシップとは推定しません。

サロゲートキーでもナチュラルキーでも複合主キーでもある程度動作するように設計したはずですが、あくまでも「推定」の機能なのでテーブル名・カラム名の命名規則によってはうまく生成されないこともあるかもしれません。

論理削除された行をグレー表示する機能

DBの論理削除は賛否両論あるかと思いますが、よく見る設計であるかと思います。論理削除された行をWHERE句に似た条件式を条件式を指定することでグレー表示する機能を実装しました。

条件式にはWHERE句に似たフィルター式を指定できます。PostgreSQL を参考にした演算子を実装しています。

注意点(このパーサー&評価器の特徴)として「存在しない列はエラーとならず、存在しない列との演算はすべて FALSE として扱われる」というのがあります。やや怪しげなルールにも思えますが、この性質のおかげでデータベース全体で論理削除の条件がテーブルごとに違っても条件式を共有できます。

ワンタイムパスワードをコマンド実行の結果から入力する機能

データベースのログイン時のパスワードとして、ワンタイムパスワード(OTP)を要求するものがありますが、任意のコマンドの実行結果(の1行目)をパスワードとしてログインする機能を実装しました。

ERエディタで画像を配置したとき、絶対パスだけでなく相対パスでも画像ファイル名を指定できるように変更しました。

MacOS の Wine 上で動かしたとき、データベースツリーが表示されない不具合修正

追加機能ではないですが、Version 2.18系では MacOS 上の Wine で動作させたとき、データベースツリーが表示できない不具合がありました。(Wine のバージョンにもよるかもしれません)

この不具合も修正しました。

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