A5:SQL Mk-2でこれまで、SQLの結果セットに論理名を付加する Captions疑似命令というのがあったのですが、SQLの列を追加・削除、あるいは順序の変更などするたびCaptions疑似命令も書き換えなければなりませんでした。
また、Captions疑似命令の書き換え忘れで、結果セットのグリッドで表示された列名と表示内容が異なってしまい、トラブルの原因ともなるようでした。
そこで、CaptionList疑似命令と、CaptionFromComment疑似命令を追加しました。これからは、Captions疑似命令は非推奨とし、CaptionListまたはCaptionFromComment疑似命令を推奨としたいと思います。
使い方は以下の通り。
CaptionList疑似命令
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--* CaptionList 'ORDER_NO=オーダー№' --* CaptionList 'CUST_NO=顧客№, POSTAL_CD=郵便番号, ORDER_DT=受注日' select ORDER_NO , CUST_NO , POSTAL_CD , ORDER_DT from TB_ORDER ; |
CaptionList の後に ’ ’ で括って ‘Key1=Value1, Key2=Value2, Key3=Value3…’形式で記述します。
CaptionList疑似命令は複数記述することができます。
CaptionFromComment疑似命令
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--* CaptionFromComment select O.ORDER_NO as ORDER_NO /* オーダー№ */ , O.CUST_NO as CUST_NO -- 顧客№ , O.POSTAL_CD as POSTAL_CD, -- 郵便番号 O.ORDER_DT as ORDER_DT -- 受注日 from TB_ORDER O ; |
CaptionFromComment疑似命令を記述しておくと、SELECT文の列定義(列名)の後ろに記述されたコメントを論理名として扱います。列定義を区切るカンマの位置は列定義の前でも後ろでも構いませんが、列定義(の最終行)の後に書く必要があります。
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