オンラインヘルプに書いてないですが、A5:SQL Mk-2は実行ファイル(A5M2.exe)と同じフォルダに EncodingList.txtを配置することで、SQLファイルなどの読み書きで使うエンコーディングの種類を追加することができます。
EncodingList.txtの書式はCSVで次のように記述します。
コードページ(数字),エンコーディング名称,Default
コードページ(数字)は以下のページなどで調べることができます。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/aa288104(v=vs.71).aspx
3つ目の”Default”は固定値で、オプションでファイル読み込み時に優先して判別したいエンコーディングに指定します。そうでない場合、特に指定しなくても構いません。
以下は Johab, ks_c_5601-1987, BIG5, GB2312, Windows-1258を追加し、Johabをデフォルトエンコーディングとして使いたい場合のEncodingList.txtの例です。
1361,Johab (Korean),Default
949,ks_c_5601-1987 (Korean)
950,BIG5 (Chinese)
936,GB2312(Chinese)
1258,Windows-1258 (Viet Nam)
このファイルを保存してA5:SQL Mk-2を起動すると、SQLファイルの保存ダイアログなどで、エンコーディングが次のように指定できます。
Defaultで優先として指定したエンコーディングは、BOM付きUTF-8でないファイルはDefaultで指定したエンコーディングであると判定されるようになります。
※ステータスバーにJohab(Korean)で読み込まれたことが表示されています。
エンコーディングを間違って読み込んだ場合は、ファイルメニューから読み込みしなおしできます。
ちなみに、SQLファイル保存時のデフォルトエンコーディングはオプションダイアログから[SQL]タブで「SQLファイルのデフォルトエンコーディング」で指定します。
ほかにも、BLOB型の表示のエンコーディング指定などでも追加エンコーディングが指定できるようになります。