A5:SQL Mk-2 Version 2.14.1から従来のVectorで配布しているZIPファイル版のパッケージに加え、Microsoft Storeから直接インストールできるパッケージを用意しました。ここではその機能差と使い分けを書いてみたいと思います。
ZIPファイル版に対するMicrosoft Store版の機能差
- ポータブルモードが利用不可
- インストールフォルダにDMonkeyスクリプトを配置して機能拡張できない
- 現在のところ、x64版のみの提供
- Windows 10のみ
- アップデートが簡単(自動的に更新されるはず…今後)
- パッケージは署名され、実行ファイルは簡単には書き換えられない。
- アンインストールが簡単(スタートメニューからA5:SQL Mk-2のアイコンを右クリックして「アンインストール」を選択)
これらの多くはMicrosoft Storeの制約・特性によるものです。Microsoft StoreアプリはインストールフォルダはC:\program files\WindowsApps配下等に制限され、インストールフォルダの書き込みは禁止されます。
ストアアプリは自動的に更新されるというのも注意すべきポイントです。
あとは、機能差ではないですが、リリース時の審査がMicrosoft Storeは遅くとも3営業日以内(早ければ数時間)なのに対し、Vectorは最近の傾向として2週間以上かかるようです。
これらのことからVector のZIPファイル版とMicrosoft Store版は次のような使い分けが必要です。
Vector ZIPファイル版を使うべきケース
- ポータブルモードを使いたい
- DMonkeyスクリプトを使い込んでいる
- x86版が必要な場合 (32bit ODBCドライバを使うときなど)
- Windows 10ではない
- 不用意に更新されたくない(プロジェクトの期間中は同じバージョンを使いたい等)
- 一度ダウンロードしてZIPファイルを会社のファイルサーバーなどで共有したい
Microsoft Store版を使うべきケース
- 常に最新版を使いたい
- 早く更新版を入手したい
- セキュリティの厳しい現場での導入(Microsoft Storeが許可されていれば)
- とりあえず試してみたい(気に入らなかったら手っ取り早く消したい)
これを参考にしてご自身の要件にあった方からインストールしていただければと思います。
4件のコメント
コメントをどうぞ →